ガン患者に評判の健康食品

乳ガン 牛乳 断ちが必須

急増している 乳ガン 牛乳 断ちが必須です。なぜ、牛乳が乳ガンに影響があるのか紹介します。

乳ガン 牛乳 断ち

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戦後の60数年間に増えたのは、大腸ガンだけではありません。この20年ほどの間に特に目立つのは、女性の乳ガンの増加です。

30代後半から乳ガンにかかる割合が増え、現在、新たに乳ガンと診断される女性の数は年間5万人にものぼるとされています。

しかも、この30年間にほぼ3~4倍に増加しており、きぎ減少に転じる兆しは見えていません。この乳ガンも、私が医師になった1960年代には、日本でかかる人はほとんどいなかった病気です。

厚生労働省が発表している人口動態統計のデータから調べると、1965(昭和40) 年には、乳ガンによる死者は2000人にも及びません。それが2005年で1万人以上に増加しているのです。

2021年予測で94,400人となっており、がんの中で最も多くなっています。 今や、9人に1人が乳がんになる時代です。 また、乳がんでの死亡数も2021年は14,908人です。

こうした乳ガン対策で一般的に重視されているのは、早期発見です。近年開発されたマンモグラフィ(乳房エックス線撮影) のような診断法によってごく初期の乳ガンも発見できるようになったため、最近では、40代以降の女性に対して「年に1回の乳ガン検診」がすすめられています。

しかし、それが乳ガン対策の決定打とならないことはいうまでもありません。ただガン細胞を初期の段階で取り除ける機会が得られたというだけで、乳ガンを引き起こす根本原因が改善されるわけではないからです。

乳ガン患者の増加の背景には牛乳・乳製品の過剰摂取が関与していると、考えられています。たとえば、肺ガンが早期発見でき、適切な治療で完治できたとしても、患者さんが喫煙をやめなければ再発のリスクは高まるはずです。

タバコ= 肺ガンと決めつけるのは乱暴だとしても、喫煙が肺ガンの要因の1つであることは明らかだからです。

牛乳を飲んだすべての人が乳ガンにかかるというわけではありません。しかし、タバコと肺ガンの関係と同様、そのリスクは高まることは理解する必要があります。

子牛を産んでまだ60日という、授乳期間中に人工授精させた「妊娠牛」から搾乳するという酪農のシステムが改善されないかぎり、高濃度の女性ホルモンが市販の牛乳に混入される状況は変わらないからです。

 

 

ここでは牛乳問題にあまり踏み込みませんが、乳ガン発症の要因に考えられる牛乳や乳製品は、クリームを使ったケーキや菓子類、チーズ、ヨーグルトなど、私たちの日常生活に当たり前のように浸透しています。

牛乳だけが悪いということではありませんが、乳ガンが心配だという人は、少なくとも「牛乳断ち」したほうがいいと思いませんか〜すでに乳ガン治療を受けている人も、再発のリスクを軽減するため、牛乳・乳製品の摂取は控えるべきでしょう。これは牛乳と乳ガンの関係だけでなく、後述していきますが、肉類を含めた動物性食品が広まったことがガンの増加に深く関わっていると考えられます。

医師は薬や手術でガンを治す(というよりガン細胞を切り取る) ことだけでなく、食事とガンの関係についてもしっかりと学ぶべきなのです。

元禄時代の日本の食事

毎日の食事の内容がガンや生活習慣病の発症と深く関わっていることは、1970年代後半に 「 マクガバンレポート 」 が発表されて以来、アメリカでは国家規模で研究が進められ、様々な対策が練られてきました。

そのなかで課題となったのは、繰り返しますが、肉類をはじめとする動物性食品を減らし、代わりに野菜・果物の摂取を増やすというものです。

たとえば、1991年、アメリカの国立ガン研究所と農産物健康増進基金という二つの組織が母体となって、「一日に五サービング(5五皿) 以上の野菜と果物を摂取しょう」という 5 A DAY(ファイブ・ア・デイ)運動がスタートしました。

この結果、アメリカでは野菜や果物の消費量が大幅に向上し、1993年には、下降線にあった日本の消費量を逆転するまでになりました9 そして、2003年にはガンの死亡者数が減少に転じるなどの成果が現れるまでになったのです。

こうしたアメリカの成功を受けて、日本でも2002年から 5 A DAY 運動がスタートしていますが、もともと日本という国は、マクガバンレポートが日本の伝統食(元禄時代以前の日本食) を「理想の食事」と定義したように、野菜や果物の摂取についてはお手本になる国だったはずです。

アメリカの影響で壊してしまった伝統を、アメリカの後追いで取り戻そうという現状は、決してほめられたものとはいえません。少なくとも医療現場では、食事を変えることでガンが予防できるという考え方はまだまだ少数派にとどまっているのが現状です。

先にも指摘したように、早期発見してガン細胞を切除することだけが医療だと考える医師が多いからです。大事なのは予防であり、その土台になるのが毎日の食事の「質」なのです。栄養士さんの間でも、腸の健康を基準にした栄養学の知識を持ち合わせている人は多いとはいえません。

たとえば、「様々な食品をバランスよくとりましょう」といいますが、そのバランスとはいったい何なのでしょうか?

学校給食にごはんと一緒に牛乳を出すことが「バランス」でしょうか?カロリーと栄養素が「基準値」に収まっていれば、動物性であろうと植物性であろうと構わないという発想では、形ばかりの栄養指導しかできないでしょう。

腸の健康はいつまで経っても改善されないはずです。食事の重要性を啓蒙することはとても大事なことですが、こうした通り一遍の知識ではあまり役には立ちません。

知識だけで対処するのではなく、食べることで体(腸) がどんな反応をするのか、生理面での変化を体感することが大事なのです。いってみれば、それが自分自身の「体の声」なのだと考えてください。私が野菜や果物の摂取をすすめるのも、腸を実際に観察することで体の声を感じとってきたからです。

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