動脈硬化とガン

動脈硬化とガン について少しお話したいと思います。足は心臓から距離が離れているので、動脈硬化症の影響が出やすい部位です。

動脈硬化とガン

動脈硬化が全身で進んでいくと、太ももや骨盤のあたりで血管が詰まり、足先の血流が悪くなります。

心臓に近い手の場合は、詰まるほどの動脈硬化はなかなか起こりませんし、もし起こったとしても、さほど問題になるような症状まで至らないのが常です。

しかし心臓から離れている足が動脈硬化になると、血管が3本に枝分かれする前の部分で詰まってしまい、足全体に血液が行きわたらなくなり、障害が現れるのです。最悪の場合は下肢切断ということになってしまいます。

高血糖はまた、ガンのリスクをエ尚めます。大腸ガンや肝臓ガン、すい臓ガンは、普通の人と比べて、糖尿病の人の発症率が1.8 〜 1.9 倍も高くなります。それ以外にも、子宮体ガンや乳ガンのリスクも高まります。

ガン細胞というのはブドウ糖だけをエネルギー源にします。そのために高血糖状態の体ではエネルギー源を取り込みやすく、増殖しやすいからと考えられます。