水抽出ポリス

天然の「抗生物質」プロポリスとは?

健康食品の中で、現在、あらゆる方面から最も注目を集めているもののひとつがプロポリス。抗菌作用、抗炎症作用、鎮痛作用などに優れ、しかも副作用がほとんど見られないことで、「西洋の漢方薬」 であるとか、「今世紀最後の生薬」というよぅな評価で、需要も急激に伸びてきている。
これほどプロポリスに熱い注目を浴びているのは、最近になって、抗ガン作用に優れていることが研究によってわかってきたからだが、実際に、ガンの病状が快方に向かうといった症例も増えている。
それだけ、確かな効果があると期待されているわけである。プロポリスとは、ミツパテが植物から集めた樹脂に、ミツバチ自身の分泌液が混ぜ合わされてできたもので、ミツバチの巣を形成している物質のひとつ。
ミツパテが作り出すもので、よく知られみつているものに蜜ろうがあり、プロポリスも蜜ろうも、一見どちらも固まった樹脂状のものに見えるため同一視されやすいのだが、プロポリスと蜜はまったくの別物。蜜はミツパチが尻から分泌した脂肪が固まったもので、ミツバチの巣の主な構成物質である。
古くはロウソクの原料として使われてきたのも、この蜜ろうだ。。プロポリスの方はというと、ミツバチは。れを巣の出入り口をコーティングするときや、ひび割れた巣を補修するときなどの材料に使っている。
これは、入り口や通路を狭くして外敵が侵入するのを防いだり、巣の内部の壁面をなめらかにするためとも言われているが、もっとも重要なことは、巣の内部を無菌状態に保つことにある。
ミツバチの巣は、幼虫も含めて何千匹という数のミツバチが生息している超過密状態にあるため、ひとたび病原菌などによって病気が発生すると、あっという間に巣全体に病気が広がり、巣のミツバチすべてが全滅することにつながりかねない。
ミツバチはプロポリスを巣の内側に塗って、病原菌から身を守っているわけである。実際に、ミツバチの巣の中を調べると、ウイルスやバクテリアはほとんど見られなかったという研究報告もある。
プロポリスには、こうした強力な抗菌作用があることがわかる。
プロポリスという名前は、ギリシャ語の「プロ=前」「ポリス=都市」 の複合語であり、「都市の前にあるもの」、つまり都市を守る城壁といった意味から付けられたもの。名称の由来がそのたぐい稀な抗菌作用から来ていることを物語っているといえよう。ヨーロッパでは、古くはアリストテレスの著書『動物誌』の中に、「皮膚の疾患に効果の高い外用薬」としてその名が見られるように、プロポリスは昔から民間療法に使われてきた。
民間医療で用いられてきた生薬の利用方法を漢方という医療哲学まで高めた中国では、プロポリスに該当する生薬は見あたらない。それに近いものとして、漢方の大著『神農本草経』には、「露蜂房」といって、スズメバチ科のキホシアシナガバチの巣全体を生薬と規定した記述が出ているが、これは巣に含まれているプロポリス様の物質の働きも無視できないものの、やはり巣の原料となっている蜜ろうや樹脂などの薬効を利用したものと考えられている。
漢方にプロポリスの記述がないのは、もともとアジア域に生息するミツバチはプロポリスを作る能力が低いためと言われる。
プロポリスの分泌能力が高いのはヨーロッパにいるセイヨウミツバチであって、そのため、セイヨウミツバチを近代養蜂技術とともに輸入した中国では、近年、プロポリスを多く生産するようになった。

プロポリスの代表的な抽出法は3種類

現代のヨーロッパでは、プロポリスを薬品に加工して、すり傷、切り傷、虫刺され、ニキビなどの吹き出物、皮膚病など、主に外用に用いられてきた。いずれの症状に対しても作用が強力で、治り方がかなり早く、しかも副作用が大変少ないため、信頼性は非常に高い。
プロポリスが主に外用に使われてきたのには理由がある。それは、プロポリスを内服に用いた場合、非常に飲みにくいという欠点があるためだ。
プロポリスの原塊からエキスを抽出する方法は主として3種類あり、中でもほとんどのメーカーが採用しているのがアルコール抽出法と言われるものだ。
プロポリスは脂溶性成分が多く、アルコールに抽出されやすいので、これがもっとも簡便な抽出法と言える。国内市場に出回っているプロポリス製品の9割以上が、この方法で作られている。アルコール抽出法では、溶け出したプロポリスの成分をアルコール液ごと製品化し、使用する。製品化したものを内服するときは水やジュースに混ぜて飲む方法が取られるが、アルコールの刺激性が強く、また樹脂のヤニが浮いて、これが飲みにくさを生んでいる。
アルコール抽出法以外のふたつの抽出法が、ミセル化抽出法と水抽出法だ。ミセル化抽出法とは、アルコール抽出したプロポリス溶液に、水にも油にもなじむ性質の界面活性剤を加え、乳化(ミセル化) する方法だ。
この方法では、界面活性剤の薄い皮膜に覆われた粒子状のプロポリス溶液が水中に浮かんでいる状態になっている。プロポリス成分は水に溶けているのではなく、あくまでも微粒子状の成分が水と混在しているわけで、外見からは白く濁ったように見える。ミセル化抽出法では、アルコール抽出液が界面活性剤で覆われているので刺激臭がなく、樹脂のヤニも付着しないため、飲みやすくなる。水抽出法は文字どおり水を使った抽出法で、最近の研究により、この方法で抽出されたプロポリスに、多くの生理作用があることがわかってきた。

安全なエキスの抽出方法

水抽出法を採用しているメーカーはごく少ない。だが、独自の水抽出法で良質の製品を作ることにこだわっている会社もある。
「初めは、扱いやすいアルコール抽出法を採用しようと考えていたのですが、飲みにくいこと、さらに水やジュースに溶かして飲むときに分離してしまうことなどの理由から、採用を取りやめました。
健康食品は薬と違い、毎日飲用することで健康維持をはかることにつながる。したがって、健康食晶は飲みやすくなければならない。
確かに、アルコール抽出法のプロポリスは、お年寄りや病人の中には飲めないという人もいる。まず飲みやすいこと、これは健康食品の必要条件とも言える。
試行錯誤を繰り返し、1年以上の歳月をかけて、独自の製造法が確立された。

  1. プロポリスの原塊をミキサーで砕き、微粉末にする
  2. 粉末状のプロポリスに一定の割合で水を加え、水浴(水を入れて一定温度に保てるようかくはんにした器具) 上で45~50度に保ち、撹拝しながら6時間抽出する
  3. 抽出液を分離脱水処理し、溶液の方をフィルターで濾過する
  4. 濾過した溶液を凍結乾燥(フリーズドライ)する
  5. 凍結乾燥した粉末に蒸留水を加え、一定濃度のプロポリス溶液にする。
  6. これに紫外線を3時間照射して殺菌し、容器に充填して製品にする

抽出時に45~50度に保つのは、高温にしすぎると有効成分が破壊され、活性が落ちることを防ぐためである。この製法の最大のメリットのひとつは、プロポリスの有効成分(エキス) だけをフリーズドライ粉体の形で新鮮な状態で保存できることだろう。
最終的に抽出された有効成分の量は、プロポリス原塊100gに対して10.6gと、わずか1割強であり、非常に貴重である。
この粉末エキスに蒸留水を加えて液状の製品にすれば、新鮮なプロポリス が出荷できる。
アルコール抽出のように、本来ならば必要のないアルコール分やヤニ分などがなく、有効成分のみなので吸収も大変によくなっている。

プロポリスの有効成分はフラボノイドに限らない

プロポリスを産地別に見ていくと、ブラジル産のもの(ブラジルタイプ) とそうでないもの(非ブラジルタイプ) では、性質に差が見られるという研究報告がある。
この2種類の際だった違いは、アルコール抽出と水抽出したときの有効成分の抽出量と、フラボノイド(光合成をする植物などが有する色素の一種) の含有量。
明らかにブラジル産のプロポリスには、水に抽出されやすいという特異な性質があることが分かる。
一方のフラボノイドの含有量については、非ブラジルタイプのプロポリスの方がブラジルタイプよりも多い。フラボノイドは、植物が有害な太陽の紫外線から自らを守るために合成する物質で、抗酸化作用が高い。
ドイツ、キール大学の博士は、プロポリスの主な薬効はフラボノイドがもたらしているとの研究成果を発表しており、この説が広まって、フラボノイドこそがプロポリスの薬用成分であると考える人が多いようだ。しかし、イチョウ葉エキスなど植物由来のものの方が、プロポリスよりもフラボノイドを多く含んでいるにもかかわらず、それらすべてにプロポリスと同じような薬理作用があるわけではない。
プロポリスの薬効は、フラボノイドの働きだけによるのではなく、まだ未解明のさまざまな有効物質によっていると考えた方が自然といえる。

フラボノイドは水に溶けにくいため、水抽出プロポリスにはわずかしか析出されない。したがってこれは、プロポリスにはフラボノイド以外に抗酸化物質を有していることを示唆している。

ガンに効くという「水抽出プロポリス」がクチコミで急増

プロポリスをガン治療のために飲用している人は多くクチコミからの影響でプロポリスを求める人が急増している。

「健康食品といっても、プロポリスは健康維持の飲みやすく、薬理作用の高い水抽出プロポリスためというよりも、せっぱ詰まったガン患者さんに広まっています。
こちらもいいかげんな対応はできません。実際に、何人もの方が水抽出プロポリスでよくなられているので、経験上、やはりガンには効果があるものと考えています。
市場に出回っているプロポリス製品は数多く、中には粗悪品も少なくないと聞く。ユーザーは、信頼できる製品を見極める目をもって選んでほしい。