その7 塩辛いもの、熱いものは控える 『がんを防ぐための12カ条』

胃や食道をいたわる

日本人の代表的ながんに胃がんがあります。この胃がんに密接な関係があるとされているのが塩分の摂取です。日本人の疫学調査で、食塩摂取量が多い男性ほど胃がんのリスクが高いという研究結果も出ています。
食品中の塩分濃度が高いと胃壁を保護している粘膜が溶かされ、胃酸の働きが弱まり、がん化の下地ができてしまうのです。
1日に摂取する食塩の望ましい量は10g以下とされています。(世界がん研究基金による「がん予防のための提言」では「1日6g以下」)。
高血圧など生活習慣病予防においても、減塩は広く啓蒙されています。

血圧を上げない食事をする

また、熱い茶がゆを食べる地方に食道がんが多いという報告があります。食塩と同じく、熱いものはがんを発生させやすくしてしまいます。あつあつの料理はおいしいものですが、あまりに熱いものは少し冷ましてから食べましょう。

その7:塩辛いもの、熱いものは控える(がんを防ぐための12カ条)

「がんを防ぐための12カ条」におけるその7は、「塩辛いもの、熱いものを控えること」です。日常的な食習慣の中で刺激の強い食品をとりすぎることは、体への負担につながる可能性があるとされています。

塩辛い食品を多く摂取すると、胃の粘膜に刺激が加わりやすくなると考えられています。また、長期間にわたって高塩分の食生活が続くと、胃の健康に影響を与える可能性が指摘されています。

一方、非常に熱い飲食物も注意が必要です。高温の食べ物や飲み物は、口腔や食道の粘膜を繰り返し刺激することになり、負担が蓄積する可能性があるとされています。

そのため、食事は「適温で食べる」ことが重要です。熱すぎる場合は少し冷ましてから食べるなど、日常の小さな工夫が健康維持につながります。

また、塩分を控えるためには、だしや香辛料、酸味などを活用し、薄味でも満足できるようにすることが効果的です。味付けの工夫によって、無理なく減塩を続けることができます。

重要なのは、極端に避けることではなく、日常的に「少し控える」意識を持つことです。食習慣全体のバランスが健康維持には大切とされています。