その11 適度な運動 『がんを防ぐための12カ条』

さわやかな汗をかく習慣

健康のための3 つの柱が「栄養」「運動」「休養」です。健康のためには適度な運動が欠かせません。楽しく体を動かすとストレス解消にもなり、体力とともに免疫力が高まります。
また身体機能全体の老化を予防し、適正体重の維持に役立ったり、生活習慣病予防にもつながります。世界がん研究基金による「がん予防のための提言」では、身体活動の維持として「仕事を通じた運動量が多くない場合には、1日1時問の遠歩き、またはそれに相当する運動をする。
週に1時問以上強度の運動をする」となっています。最近では、運動不足になりがちな事務職は肉体労働者に比べて大腸がんや乳がんが多いという報告もあります。
このほか、発がん物質を与えた動物にストレスを加えると、発がん物質だけを与えた場合よりもがんの発生率が高くなったという実験結果が出ています。また、疲労にょって生じた化学物質が、ねずみの腫瘍の発育を促進したという報告もあり、これらから、疲労とストレスはがんを招くことがわかります。

健康のためにも積極的に機会を作って運動やスポーツを行い、それを「楽しむ」ことが大切です。楽しむことで運動がもつ、ストレス解消効果が倍増します。また、適かなめ度に体を疲れさせることで休養の要である睡眠の質もよくなり、熟睡を促します。熟睡は心身のリフレッシュに最適です。

その11:適度な運動(がんを防ぐための12カ条)

「がんを防ぐための12カ条」におけるその11は、「適度な運動をすること」です。運動習慣は、健康維持の基本であり、がん予防の観点からも重要な生活習慣のひとつとされています。

適度な運動は、肥満の予防や改善に役立ちます。肥満は体内のホルモンバランスや炎症状態に影響を与える可能性があるため、体重管理は健康維持において大切な要素です。

また、運動によって血流が改善され、体内の代謝が活発になることで、老廃物の処理や細胞の健康維持に良い影響を与えると考えられています。これにより、生活習慣病全体のリスク低減にもつながる可能性があります。

さらに、運動は免疫機能の維持にも関係するとされ、軽い有酸素運動や日常的な身体活動を継続することが推奨されています。ウォーキングやストレッチなど、無理なく続けられる運動が効果的です。

重要なのは、激しい運動を短期間行うことではなく、日常生活の中に自然に取り入れ、継続することです。例えば、階段を使う、少し遠回りして歩くなどの工夫も有効です。

ただし、体調や年齢に応じて無理のない範囲で行うことが大切です。継続できる運動習慣こそが、健康維持の基盤となります。

適度な運動は、食事や睡眠などの生活習慣と組み合わせることで、より効果的に健康を支えると考えられています。

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