ガン予防の基礎知識」カテゴリーアーカイブ

ガンを予防するために知っておきたいこと 食材の情報。 ガン患者の多い時代にガンを寄せつけない体をつくるための食事、運動、生活習慣。

セロリ 鎮静作用 は優れていて心身ともにリラックス効果を高める

セロリ 鎮静作用 は優れていて心身ともにリラックス効果を高める野菜です。セロリは、古代ギリシャ時代からすでに利用されていたセリ科の野菜です。独特の芳香をもつために敬遠されることもありますが、セロリの健康効果はその香り成分にあります。

香り成分のテルペン類のなかでも「モノテルペン」を豊富に含み、動物実験で発がんを抑制する効果が認められています。また、アピイン、セダリノッド、セネリンにはすぐれた神経沈静効果があり、頭痛やいらいらを抑え、ストレスで疲れた心を癒してくれます。
とくに葉にはアピインが豊富で、疲労回復を助ける効果もあります。セロリの葉にはβカロテンも多いので、捨てずに刻んで食べるとよいでしょう。セロリにはカリウムも多く、余分な食塩を排出して血管や胃壁を守る効果もあります。消臭効果があるので、にんにくを食べたあとにもおすすめです。

セロリは鎮静作用が期待され心身のリラックスをサポートする野菜

セロリは独特の香りを持つ野菜で、その香り成分には心身を落ち着かせる「鎮静作用」があるとされています。特にフタリドなどの香気成分が、リラックス効果に関係していると考えられています。

これらの香り成分は、神経の興奮をやわらげ、ストレスを感じやすい現代人の心身バランスを整える働きが期待されています。気分の緊張をほぐし、リラックス状態へ導くサポートをするとされています。

また、セロリにはカリウムや食物繊維も含まれており、体内の余分な塩分排出や腸内環境の改善にも役立ちます。これらの働きが、体調の安定や間接的なストレス軽減にもつながると考えられています。

さらに、低カロリーでありながら栄養価があるため、日常的に取り入れやすい健康野菜です。サラダやスープ、スムージーなど幅広い調理法で活用できます。

ただし、セロリだけでストレスや不調を完全に改善できるわけではありません。十分な睡眠や適度な運動、バランスの良い食事と組み合わせることが重要です。

ナスニン 活性酸素 を除去してくれる紫色のもと

ナスニン 活性酸素 を除去してくれる紫色のもとです。なすの特徴である皮の紫色は、強い抗酸化作用をもつ色素「ナスニン」という成分です。ナスニンは、がん化を促す活性酸素から細胞を守る働きがあるので、なすは皮ごと食べるのがコツ。

また、ナスニンの高い抗酸化力は、がん遺伝子を抑え込む作用をもつ物質のじゃまをする活性酸素を除去してくれます。さらに、体内に入ってきた発がん物質が活発になるのを抑えたり、腫瘍を抑制することも動物実験でわかっています。

ナス科の野菜には、アルカロイドを非常に多く含んでいるという特徴があります。植物中のアルカロイドは2500種類以上も見つかっていますが、がん細胞の増殖を抑えたり、腫瘍の成長を抑える働きをもっているため、医薬品にも幅広く使われています。

ナスニンは活性酸素対策に関わる紫色の色素成分

ナスニンは、ナスの皮に多く含まれる紫色の色素成分で、ポリフェノールの一種であるアントシアニンに分類されます。この成分がナスの鮮やかな紫色のもとになっています。

ナスニンは強い抗酸化作用を持つとされ、体内で発生する活性酸素の働きを抑えることで、細胞のダメージを軽減する役割が期待されています。活性酸素は老化や生活習慣病、細胞の酸化ストレスと関係があると考えられています。

そのためナスニンは、健康維持や生活習慣病予防の観点から注目される成分のひとつです。特に紫色の皮部分に多く含まれているため、皮ごと調理することで効率よく摂取できます。

また、ナスにはカリウムや食物繊維も含まれており、体内の余分な塩分排出や腸内環境の改善にも役立つとされています。これにより、体調管理全体をサポートする働きが期待されています。

ナスは油との相性が良く、炒め物や揚げ物にすることで風味が増すだけでなく、満足感も高まりやすい野菜です。

ただし、ナスニンだけで病気を防げるわけではありません。バランスの良い食事や規則正しい生活習慣と組み合わせて取り入れることが大切です。

キャベツ 胃腸 に効果的な ビタミンU が豊富

キャベツ 胃腸 に効果的なビタミンUをたっぷり含みます。キャベツはヨーロッパ原産のアブラナ科の野菜で、芽キャベツ、ケールもキャベツの一種です。キャベツには、野菜の辛み成分であるイソチオシアネート、ステロール、インドールなどがたっぷり含まれており、これらの成分には、高いがん予防効果が期待されています。

葉の緑色の部分にはβカロテンやクロロフィルが豊富です。クロロフィルには、腸内でダイオキシンなど発がん物質を吸着し、体外に排出する効果が確認されています。芯の周辺にはビタミンCが多く、細胞や遺伝子が傷ついて発がんすることを防ぐ働きをもっています。
また、 ビタミンU が特徴的に多く含まれ、胃腸の粘膜を修復してくれます。食物繊維も多く、発がん性物質をはじめとする腸内の有害物質の排出を促進する働きがあります。

キャベツは胃腸をサポートするビタミンUが豊富な野菜

キャベツには、胃腸の健康維持に関わる「ビタミンU(別名:キャベジン)」が含まれていることで知られています。ビタミンUは厳密にはビタミン様物質で、胃の粘膜を保護する働きが期待されています。

この成分は、胃酸による刺激から胃の内壁を守り、荒れた胃粘膜の修復をサポートするとされています。そのため、胃もたれや胃の不快感が気になるときの食事に適した野菜といえます。

またキャベツには、ビタミンCやビタミンK、食物繊維も豊富に含まれています。ビタミンCは抗酸化作用があり、細胞の健康維持に役立ちます。食物繊維は腸内環境を整え、便通をスムーズにする働きが期待されています。

特に生のキャベツはシャキシャキとした食感で食べやすく、サラダや千切りなどで日常的に取り入れやすい食品です。また、軽く加熱しても甘みが増し、スープや炒め物にも適しています。

さらに、キャベツは低カロリーでボリュームがあり、食事の満足感を高めながら健康管理にも役立つ点が特徴です。

ただし、キャベツだけで胃腸の不調を完全に改善できるわけではありません。規則正しい食生活や十分な休養など、生活習慣全体の見直しが重要です。

しょうが がん 抑制効果 香りと辛み成分に効果がある

しょうが がん 抑制効果 香りと辛み成分に効果があることが確認されています。しょうが独特の辛みと、清涼感のある香り成分にがん予防効果が期待できます。

しょうが がん 抑制効果

しょうが がん

しょうが がん

しょうが(生姜)は、古くから様々な健康効果があるとされており、近年の研究ではがん抑制効果も注目されています。しょうがに含まれる主な成分が、がんの予防や治療にどのように役立つかについて詳しく説明します。

なかでも、しようが特有のフェノール化合物(ジングロン、ショウガオール) が豊富です。フェノール化合物は、活性酸素によって遺伝子が傷つけられるのを防いで、がんの発生を抑える作用があると考えられています。香り成分にはテルペン類など何種類もの抗酸化成分が含まれており、相乗効果によって、非常に高い抗酸化力がもたらされます。

このため発がんを促す酸化成分を無害化して消去する働きが期待できるのです。古来から薬味や香草科として使われているように、肉や魚の食材に繁殖した細菌に対する強力な抗菌、殺菌作用のほか、生臭さを消す効果もあります。また、肉をおろししょうがに漬けておくと、たんばく質を分解する酵素が働いて肉をやわらかくしてくれます。

しょうがの主な成分とがん抑制効果 まとめ

  1. ジンゲロール(Gingerol)
    • ジンゲロールは、しょうがの辛味成分で、抗炎症作用や抗酸化作用があります。研究によると、ジンゲロールはがん細胞の増殖を抑制し、アポトーシス(プログラムされた細胞死)を誘導する効果があるとされています。
  2. ショウガオール(Shogaol)
    • ショウガオールは、しょうがを加熱した際に生成される成分で、ジンゲロールと同様に強力な抗酸化作用を持ちます。ショウガオールは、特に大腸がんや乳がんの予防・治療に有望とされています。
  3. パラドール(Paradols)
    • パラドールは、ジンゲロールが酸化されてできる成分で、抗がん作用があるとされています。パラドールは、がん細胞の成長を抑制し、アポトーシスを誘導することでがんの進行を抑える効果があります。

研究結果と具体的な効果

  1. 抗炎症作用
    • しょうがの抗炎症作用は、慢性炎症ががんの発生に寄与するメカニズムを抑えるのに役立ちます。慢性炎症は細胞のDNAを損傷し、がん細胞の成長を促進するため、抗炎症効果はがん予防に重要です。
  2. 抗酸化作用
    • しょうがの抗酸化作用は、フリーラジカルによる細胞損傷を防ぐことで、がんの発生を抑制します。フリーラジカルは、DNAを損傷させ、がん細胞の形成を促進することが知られています。
  3. がん細胞のアポトーシス誘導
    • しょうがの成分は、がん細胞のアポトーシス(プログラムされた細胞死)を誘導することで、がんの進行を抑える効果があります。これにより、がん細胞の増殖を抑制し、がんの転移を防ぐことが期待されています。
  4. 抗増殖作用
    • しょうがの成分は、がん細胞の増殖を直接抑制する効果があります。ジンゲロールやショウガオールは、がん細胞の増殖シグナルを阻害することで、がんの成長を抑えるとされています。

具体的な研究事例

  1. 大腸がん
    • いくつかの研究では、しょうがの成分が大腸がんの予防や治療に有効であることが示されています。ショウガオールは、大腸がん細胞の増殖を抑制し、アポトーシスを誘導する効果があります。
  2. 乳がん
    • 乳がんに対する研究では、ジンゲロールとショウガオールが乳がん細胞の成長を抑制し、転移を防ぐ効果があることが示されています。
  3. 卵巣がん
    • しょうがの成分が卵巣がん細胞の増殖を抑制し、アポトーシスを誘導することで、卵巣がんの治療に有望であるとの研究結果もあります。

注意点

  1. 摂取量
    • しょうがの効果を最大限に引き出すためには、適切な摂取量を守ることが重要です。過剰摂取は胃腸に負担をかける可能性があります。
  2. 医師への相談
    • がんの治療を受けている方や特定の健康状態にある方は、しょうがをサプリメントとして使用する前に医師に相談することが推奨されます。

しょうがの詳しい効能、効果はこちら

ガン予防の基礎知識

にんにく がん には欠かせない疲労回復や免疫力アップ効果

にんにく がん には欠かせない疲労回復や免疫力アップ効果があります。デザイナーズピラミッドでも最上階に分類されている「にんにく」。古代ギリシャ時代から、疲労回復や抗菌作用をもつことが知られています。

特有の刺激的な香りには、免疫力を高める強い効果があります。このにおいのもとは、イオウ化合物である「ジアリルスルフィド」「アリシン」「アホエン」など。

おろす、刻む、加熱するなどして、香りを十分に引き出して食べるとよいでしょう。また、これらのにおい成分には、発がん物質の毒性を消す酵素の働きを助けたり、発がんを促す活性酸素を消去したり、がん細胞が増えるのを防ぐ働きがあり、高いがん予防効果が期待されます。
ただし、いくらがん予防効果が高いといっても、食べ過ぎは禁物。イオウ化合物の作用が強くなり過ぎて胃の粘膜を荒らしてしまうこともあります。1日に生なら1片、加熱済みでも2片にとどめましょう。

にんにくは免疫力サポートや疲労回復に関わる栄養食品

にんにくは、独特の香りと強い風味を持つ香味野菜で、健康維持に役立つ食品として広く知られています。特に注目されているのが、含硫化合物である「アリシン」です。

アリシンは、にんにくを刻んだり潰したりすることで生成される成分で、抗酸化作用や抗菌作用があるとされています。体内の酸化ストレスを抑えることで、細胞の健康維持に関与すると考えられています。

また、にんにくはビタミンB群の働きを助け、エネルギー代謝をサポートすることで疲労回復に役立つとされています。日常的な疲れやだるさの軽減に関係する食品としても注目されています。

さらに、免疫細胞の働きをサポートする可能性があることから、体の防御機能を整える食品としても知られています。風邪予防や体調管理の一環として取り入れられることも多い食材です。

がんに対しては、にんにくが直接治療するものではありませんが、抗酸化作用や免疫サポートを通じて、健康維持の一助になる可能性があるとされています。

ただし、にんにくは刺激が強いため、食べすぎると胃腸に負担をかける場合があります。適量を守りながら、日常の食事に取り入れることが大切です。

にんにくでガンを予防する

しそ 抗酸化作用 は香り成分の中にある

しそ 抗酸化作用 は香り成分の中にあります。しそ特有の香り成分であるテルペン類( シリアルアルデヒド、リモネン、ピネン) には、強力な殺菌作用があります。このテルペン類は動物実験で発がんを抑制する効果が認められ、細胞のがん化を促す活性酸素を無毒化する高い抗酸化効果があると考えられており、青じそと赤じその両方で効果が期待できます。

しそ科の香辛料( ローズマリーやセージなど) にも、動物実験ではありますが、一部のがんに対する抑制効果が確認されている物質が豊富に含まれています。
これらは油に溶けやすいので、魚の調理や妙め物など抽を使った料理の薬味に使うと効果的です。
青じそにはがんを増殖させる物質を抑制するオレアノール酸も含まれ、β-カロテンやビタミンC 、ビタミンEなども豊富なので、抗酸化力がさらにパワーアップします。

しそは香り成分に抗酸化作用が期待される健康野菜

しそは、独特の爽やかな香りを持つ香味野菜で、古くから薬味や和食に利用されてきました。その香り成分には、健康維持に役立つ働きがあるとして注目されています。

特に、しそに含まれる「ペリルアルデヒド」という香り成分には、抗酸化作用があるとされています。抗酸化作用とは、体内で発生する活性酸素の働きを抑え、細胞へのダメージを軽減する働きのことです。

活性酸素は、老化や生活習慣病、体の不調と関係すると考えられており、抗酸化成分を含む食品を取り入れることは健康維持に役立つとされています。

また、しそにはβ-カロテンやビタミンC、カルシウム、鉄分なども含まれています。特に青じそはβ-カロテンが豊富で、体内でビタミンAとして働き、粘膜や皮膚の健康維持をサポートします。

さらに、しその香りには食欲を高めたり、気分をリフレッシュさせたりする効果も期待されています。料理に少量加えるだけでも風味が増し、食事を楽しみやすくなる点も魅力です。

ただし、しそだけで健康効果を得られるわけではありません。さまざまな野菜や食品を組み合わせた、バランスの良い食生活が重要です。

ガンに負けない食品たち

ガンに負けない食品たち を紹介します。がんと闘う植物性食品ではにんにく、キャベツ、甘草、大豆、しょうがを特に強力であると紹介しましたがこれはアメリカのデザイナーズプログラムが基礎にあります。

デザイナーフーズプログラムは、アメリカ主導の研究なので、日本では日常的に食べていても、アメリカではほとんど食べない食品はリストから抜けています。
例えば海藻類や、きのこ類、野菜類です。このほか、リスト中のブロッコリーに含まれ、高いがん予防効果があることが確認された成分は、同じアブラナ科の野菜であるわさびやだいこん、かぶにも多く含まれていることがわかっています。
ですから「リストにないので効果がない」と判断しないようにしてください。
このように、食品の植物学上の分類が同じであれば似通った成分を含んでいる可能性は大きく、また、未知の成分も今後発見されるかもしれません。各食品にはさまざまな成分が存在し、食べる食品の種類が増えることで体内で補完し合ったり、相乗効果をもたらしていることを忘れないようにしてください。

デザイナーフーズ以外でガンの予防が期待できる野菜類

    野菜類

  • ユリ科:にら、ねぎ、グリーンアスパラガス
  • ナス科:ししとうがらし、とうがらし
  • セリ科:せり、パセリ、みつば
    アブラナ科:だいこん、かぶ、わさび、ちんげんさい、ラディッシュ、小松菜、クレソン、かいわれ菜、白菜
  • ウリ科:かぼちゃ、とうがん、にがうり
  • キク科:ごぼう、しゅんぎく、ふき、れた、レタス、サラダ菜、ふきのとう、サニーレタス
  • きのこ類

  • しいたけ、えのきたけ、マッシュルーム、まつたけ、しめじ、まいたけ、エリンギ、なめこ
  • 海藻類

  • わかめ、昆布、とろろ昆布、ひじき、もじく、のり、めかぶ
  • 香辛料・ハーブ類

  • 青じそ、みょうが、カレー粉、ミント、ローリエ
  • 穀類・豆類・種実類

  • 雑穀、とうもろこし、そらまめ、グリーンピース、さやえんどう、さやいんげん、えだまめ、豆腐、納豆、生揚げ、きなご、ごま
  • 果実類

  • 柑橘類:すだち、かぼす、ライム、みかん
  • 嗜好品

  • ココア

こうした食品を十分に食べる機会がない人などは「野草酵素」などもおすすめです。人間の生活に欠かせない触媒としての酵素を高い品質を維持した状態で摂ることができます。

ガンに負けない食品たちを紹介します。がんと闘う植物性食品では、にんにく、キャベツ、甘草、大豆、しょうがなどを特に注目される食品として紹介しました。これらの食品は、抗酸化作用や免疫力維持をサポートする成分を含むことで知られています。

この考え方の背景には、アメリカで提唱された「デザイナーフーズ計画(Designer Foods Program)」があります。これは、国立がん研究所(NCI)を中心に、食生活と健康の関係を研究する中で進められたプロジェクトです。特定の食品に含まれる成分が、健康維持や生活習慣病予防にどのように役立つかが研究されました。

特に、にんにくに含まれるアリシン、キャベツのイソチオシアネート、大豆のイソフラボン、しょうがのジンゲロールなどは、抗酸化作用や体内環境を整える働きが期待される成分として知られています。

ただし、特定の食品だけでがんを予防・改善できるわけではありません。健康維持には、野菜や果物を含むバランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠、禁煙など、生活習慣全体を整えることが重要です。

がんと闘う植物性食品

がんと闘う植物性食品 ということで1990年から、アメリカの国立がん研究所を中心に、「デザイナーフーズプログラム」として、食品、栄養、薬理、遺伝、生化学などの専門家が垣根を越えて、食品中のがん予防に役立つ機能性成分やその作用を突き止めようと研究が進められました。
そして、ふだん食べている食品のなかにある、がんから身を守る成分が次々と明らかになってきたのです。

いわゆるガン抑制やガン防止にも注目されているファイルケミカルによる免疫アップとは少し異なるのが特徴ですが、共通している部分も多々あります。
人の体の免疫力を高めたり、活性酸素を抑えるといった食品は当然、野菜や海藻に多く含まれ、動物性のたんぱく質などにはほとんど含まれないのが特徴です。ガン患者は、ガンが発覚した時点でこれまでの食習慣や生活習慣を180度かえていく必要があります。そのときに重要なのが食習慣であり、こうした植物性の食品になります。ただし、可能な限り農薬を使用しない無農薬の野菜を食べるようにします。
最近では、オーガニックの野菜の通販(あんしん・おいしい・たのしい大地を守る会のお試し野菜セット980円から
)などもあるので利用してもいいかもしれません。
その際にオーガニックであるか、減農薬であるか?無農薬であるか?をしっかり確かめて購入したほうがいいでしょう。

発がん物質を無害化できる効能は、野菜・きのこ、豆類、海藻類、果物類に多く含まれるので意識して食べるようにします。

「デザイナーフーズピラミッド」とは、がん予防に期待できる植物性食品を重要度別に分類し、疫学調査の結果をもとにピラミッド状に図示したもので、頂点に近いものほどがん予防への重要度は高いとされています。ただし、まだ解明されていない食品や成分もあり、今後の研究を待つ必要があります。ふだん食べている身近な野菜や果物、お茶、香草科にも予防効果が期待できる、という程度に覚えておくとよいですね。
ピラミッドの上に位置する食品別に。

  • にんにく、キャベツ、甘草、大豆、しょうが
  • にんじん、セロリ、バースニップ
  • たまねぎ、茶、ターメリック、玄米、全粒小麦、亜麻
  • オレンジ、レモン、グレープフルーツ
  • トマト、なす、ピーマン
  • ブロッコリー、カリフラー、芽キャベツ
  • メロン、バジル、タラゴン、エンバク、ハッカ、オレガノ、きゅうり、タイム、アサツキ、ローズマリー、セージ、じゃがいも、大麦、ベリー類

がんと闘う植物性食品とは

がんと闘う植物性食品とは、抗酸化成分や機能性成分を豊富に含み、健康維持をサポートすると考えられている野菜や豆類、香味野菜などを指します。近年では、食生活と健康の関係に注目が集まり、植物性食品の働きが研究されています。

特に注目されているのが、アメリカ国立がん研究所(NCI)による「デザイナーフーズ計画(Designer Foods Program)」です。この研究では、健康維持に役立つ可能性がある食品として、にんにく、キャベツ、大豆、しょうが、にんじんなどが紹介されました。

例えば、にんにくにはアリシン、キャベツにはイソチオシアネート、大豆にはイソフラボン、トマトにはリコピン、にんじんにはβ-カロテンなど、抗酸化作用が期待される成分が含まれています。これらは、体内で発生する活性酸素による細胞ダメージを抑える働きが期待されています。

また、植物性食品にはビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境の改善や免疫バランスの維持にも役立つと考えられています。さまざまな色の野菜をバランスよく食べることが重要です。

ただし、特定の食品だけでがんを予防できるわけではありません。健康維持には、栄養バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠、禁煙など、生活習慣全体を整えることが大切です。

ガンのリスクを徹底的に下げる食べ方の習慣

ガンのリスクを徹底的に下げる食べ方の習慣 ということでまとめました。

野菜はしっかりたっぷりと(1日の目安)

「がんを防ぐための12か条」の第l条には「バランスのとれた栄養をとる」、「野菜料理をどんどん食卓に加える」とあります。
さらに、第6粂に「食べものから適量のビタミンと繊維質のものを多くとる」とあり、世界がん研究基金による「がん予防のための提言(14か条)」では、「1年を通して、1日400~800g、または5皿以上の野菜と果物を食べる」など、がん予防に野菜を積極的に食べることを推奨しています。

野菜のなかには、きのこ・海藻類を含めてもかまいません。ただし、漬け物や佃煮は入れないようにします。果物は両手の親指と人差し指で輪を作ったぐらいの大きさ、たとえばみかん中2個、りんご1/2個ぐらいの量で十分。残りを野菜で補うとちょうどよくなります。野菜は煮る、妙めるなど加熱するとかさが減って量を多くとれるようになります。毎食野菜のメニューを2品程度、中皿1品と小鉢1品分くらいを食べる目安にするとよいでしょう。

好き嫌いのデメリットを軽減する

だれにでも好き嫌いはあります。これは当然です。そこで食品は「見た目の色や形が似ていれば、栄養成分も似ている」という特徴を覚えておくと便利です。
これを応用すると嫌いな食品と同じような栄養成分を含む、別の食品で置きかえることができます。たとえばピーマンが苦手でも同じ線色のアスパラガスに、レバーが嫌いでも同じ赤色の牛肉やまぐろに、といった食品に置きかえることができるのです。ただし野菜は野菜同士、魚・肉類なら魚・肉類同士といった同じグループ内でのみ置きかえが可能です。
同じ赤い色でもハムはトマトのかわりにはなりません。このほか、その食品が属する植物学的分類が同じであると、類似したがん予防効果を得ることが期待できます。たとえばなすが苦手なら、同じナス科のトマトやししとうを食べることで置きかえられます。特定の食品を食べないことで起きる栄養バランスの穴は、似たような食品で穴埋めするようにし、おいしく食べて無理なく栄養のバランスを整えましょう。

回転食で栄養バランスを取る

「回転食」とは、食品やメニューを回転させて、同じ食品やメニューが重ならないようにしながら、栄養のバランスを取るという食べ方のことです。
食品にはさまざまな栄養成分が含まれていますが、どんなに優れた食品でも長所と短所があります。食べる食品数を豊富にすることによって、それぞれの食品がもつ特徴を相互に補完し、相乗効果も期待できる一のです。

たとえばサラダでも定番のレタス、きゆうり、トマトの組み合わせをくり返すのではなく、ブロッコリー、アスパラ、にんじんを加えたり、温野菜のサラダにかえてみましょう。あるいは、サラダばかりではなく、筑前煮などにすれば、れんこんやごぼうなどの根菜、しいたけなど使う野菜の種類がまったく異なってきます。
肉や魚などたんばく質源も同じで、刺身を食べたら次は豚肉、その次は卵、さらに豆腐というように、どんどん使う食品を回転させていくのです。すると自然に調理方法にも変化が出て、料理のバラエティーも豊富になり、発がんのリスクを分散させて栄養のバランスが取りやすくなるのです。米などの主食以外で、メインで食べる食品が3日以上は重ならないようにしましょう。

減塩は必ず強く意識すする

まずは、高塩分食品は口に入れないように習慣づけます。とくに胃がんに大きく悪影響をおよぼしているだけでなく、高血圧など生活習慣病の原因になることがわかっています。
「がんを防ぐための12か条」では1日10g以下、世界がん研究基金による「がん予防のための提言」では1日6g以下が望ましいとされています。世界の長寿食として伝統的な日本の食事が高く評価されている反面、食塩摂取量が多いというデメリットがあります。
とくに豆腐や納豆、刺身などに使うしょうゆ、焼き魚の塩、みそ汁のみそなどに塩分が多く含まれています。個々のメニューにはそれぞれ健康効果があるので、まずは、高塩分食品を過1回程度に控えてみましょう。特に控えたい高塩分食品漬け物、佃煮、干物、練り製品、魚卵加工品(いくらやかずのこ)、ハム・ソーセージ、インスタント食品、スナック菓子、せんべい類など。

おいしく減塩するコツ

普段の生活の中で調味料などを除く日常の食品から食塩換算で1日2~3g前後を摂取しています。ですから、実際に使用する調味料は、多くても7~8 gにとどめなくてはいけません。
食塩は食品のおいしさを引き出す調味料ですが、スパイスなどで辛みを引き出したり、ほかの調味料を使うことで、食塩の使用量が少なくてもおいしいメニューを作ることが可能なのです。

減塩しても満足できる調理のエ夫

  • だし
    だしをしっかり取りましょう。だしのうまみがよく出ていれば、調味料が控えめでも風味が豊かになります。
  • 調味料
    酢の物、ポン酢など酸味を使うと、塩やしょうゆが少なくてもおいしく仕上がります。中華ならラー油や豆板醤、洋食ならカレー粉やこしょう、マスタードなどがおすすめ。
  • 素材の味を楽しむ
    新鮮な旬の素材は味も香りもよいものです。これらをそのまま活かすには、たくさんの調味料を使うのではなく、しょうがやにんにく、青じそなどの香味野菜や、ごまやナッツ類、レモンやすだちなどの柑橘類を添えて、素材本来の味を引き立たせる調理法を選ぶ。
  • 汁やスープを残す
    みそ汁には約2gの食塩が含まれています。みそ汁やめん類の汁は1/3~〜半分以上残すと味はそのままで減塩効果があります。みそ汁は具を3種類以上入れるなど具だくさんにすると汁が少なくても満足感が出ます。
  • 減塩調味料を活用する
    だし割りしょうゆや減塩しょうゆ、みそなどが市販されているので、利用するのもひとつの方法です(ただし、減塩食品は高カリウム食品なので、腎臓障害など制限のある人は主治医と相談の上使用)。

塩分は習慣性が高く、「慣れ」に大きく左右されます。何にでも塩やしょうゆをかける癖があっては、せっかくの減塩料理も台なしになってしまいます。徐々に薄味を心がけ、外食のメニューが「ちょっと塩辛いかな」と感じるぐらいを目指しましょう。

食品の選び方

食品の選び方食品は、基本的に新鮮であることが重要です。野菜類などはこまめに買い物に行き、食べきる量を冷蔵保管するのがいちばん。冷蔵保管中にもビタミン類が失われるので、少量ずつこまめに買い物に行きましょう。
このほか、旬の時期のものや熟したものを選ぶようにしましょう。ハ
ウス栽培などで時期はずれに作った野菜は一般に栄養成分などが少なめです。たとえば、ほうれんそうでは、旬の冬採りなら100g中のビタミンC が60mgなのに対し、夏採りは20mgと少なくなっています。
できるだけ露地栽培の野菜や果物を食べるようにしましょう。頻繁に買い物できない、1度に食べきれないといった場合は自分で冷凍したり、市販の冷凍野菜も利用してみましょう。
冷凍野菜は旬の野菜を凍結しているため、おすすめです。逆に水煮や缶詰は栄養成分が洗出して半減していることが多く、とくに果物の缶詰はビタミン類はほとんどないうえ糖分が多くなっているので、できるだけ生のものを食べるようにしましょう。

よく噛んで食べる

食事をよく噛むことで、脳を刺激したり、食べ過ぎを防ぐといった効果があると同時に唾液の分泌を高めます。また、自律神経を安定させる働きもあります。
唾液には、口の中の雑菌を殺菌する作用のほか、消化酵素など、40種類以上の酵素が含まれています。このなかには発がんを促す活性酸素を分解するカタラーゼ、発がん物質を抑えるペルオキシターゼなどがあり、焼き焦げなどに含まれるヘトロサイクリックアミンなどの発がん物質の作用を効果的に抑えることがわかってきました。また、発がん物質を不活性化するには、30秒以上の咀嚼が必要という報告もあります。
毎日の食卓に、噛むのに時間がかかるかたいもの、弾力のあるものを1品は並べるのがおすすめです。ごぼうやれんこんなどの根菜類は大きめに切ったり、こんにゃくやきのこ、海藻類を積極的に取り入れましょう。歯が弱くなっている人は、斜め切りや薄切りにして噛み切りやすくすれば、噛む回数を増やすことが負担になりにくくなります。食事を抜くと噛む回数が減り唾液の分泌量も少なくなります。1日3食きちんと食べることもがん予防に一貫献しているのです。

料理の焼け焦げに注意

さんまなど季節の魚の焼けた香りは旬の味覚を引き立ててくれます。ところが、魚や肉を高温で焼くと変異原性物質であるヘテロサイクリックアミンという発がん物質が発生することが確認されました。魚や肉の焦げに体への害が紹介されています。
これはたんばく質が焼き焦げることで変性して作られます。そのほか、ステーキやハンバーグなどたんばく質を多く含む肉類でも、高温で加熱調理するほど多くできることが明らかになっています。しかし、焦げた部分を食べると一気にがんの危険性が高まるわけではなく、またそれだけでがんが進行するわけでもありません。毎日焦げた部分を食べたりせず、焦げた部分は残すようにすれば自衛できます。普通の食生活の範囲であれば、多少の焼き焦げは神経質になる必要はないでしょう。

食品添加物について

食品添加物は、保存や発色のために使用され、複数の添加物が混在すると発がん物質質に変化する場合があるといわれています。
しかし、食品添加物が原因となって起こるがんは全体の釣1%という報告があり、ほかの発がんリスクに比べるとはるかに低い数字です。日本で使用されている食品添加物は徹底した安全試験を受けて認可が得られていますが、とり過ぎると発がんを招くのではないかと疑われているものもあります。たとえば発がん物質のニトロソアミンは、ハムやソーセージなど肉加工食品に使われる食品添加物の亜硝酸ナトリウムと肉や魚に含まれるアミンが食品中で合成されてできます。
しかし、ごくわずかな量なので神経質になる必要はありません。
また、肉や魚のアミンと野菜に含まれる硝酸が胃の中で亜硝酸ナトリウムとなり、ニトロソアミンを作ることがあります。しかし、ごくわずかな亜硝酸ナトリウムの影響がどの程度かは明らかでなく、食中毒菌であるボツリヌス菌の繁殖を抑える効果をもっているため、欧米でも広く使用されています。
また、人工甘味料であるサッカリンには動物実験の結果、がんの誘発と促進に影響をおよぼすと推測されている反面、発がんを否定する研究もあります。

人工甘味料は、種類も増えているので、使用する場合も、特定の成分・商品に偏らないほうがリスクを分散できるといえます。また、合成着色料も発がんの疑いが強く、あまりに色が濃い加工食品は避けておくのがよいでしょう。
オレンジやグレープフルーツといった柑橘類の輸入品には、防かび剤が食品添加物として認められています。しかし、動物実験によって肝臓・膀胱がんを促進する作用が確認されています。これは皮に残留しているだけなので、皮を厚くむいて果実や果汁のみを使用するようにしましょう。今後、これまで安心であるとされてきた食品からも発がん物質が見つかるかもしれません。発がんのデメリットと栄養・健康上のメリット、安全性を比較・検討して規制されていくので、食べる側も「わからないことがまだまだある」ことを心にとめておきましょう。

農薬と発がんの関係

消費者として農薬が問題になるのは「農作物に残留している農薬を摂取することによる健康被害」です。よくあるたとえ話に「農家は自分用の野菜には農薬を使わない」というものがあります。たしかに自家消費用に使わない農家もあるようですが、ほとんどの農家はすべてを自給自足をしているわけではないので、野菜や果物をスーパーで買ったりしています。
残留農薬が危険であれば、怖くて一般の店頭で購入できないはずです。農家の人がいう「農薬は危険」は、農薬散布の際に農家の人自身が直接吸い込んでしまう危険であって、消費者にとって危険であるかは別の話です。
また、特別栽培農産物と残留農薬は違う視点にあるもので、特別栽培農産物は普通栽培に比べて散布回数が半分のものを指すだけです。残留農薬という観点からみれば、収穫直前に散布された農薬が一番重要で、普通栽培と特別栽培農産物では残留農薬が検出される割合はあまり変わらないことがわかっています。

山菜はあく抜きをする

山菜のわらびには、ブタキロサイドという発がん物質が含まれ、牛がわらびを食べると中毒を起こすことで古くから知られています。

ワラビを大量に食べた牛が膀胱ガンを発症

しかし、このブタキロサイドは、水にさらしたり加熱する「あく抜き」を行ったり、塩蔵して貯蔵すれば、分解されて発がん性を失うことがわかっています。
食材として出回っているわらびは十分あく抜きをされています。わらびやふきのとうなどの山菜を利用する場合は十分なあく抜きを行って食べるようにしましょう。

がんのリスクを下げるために意識したい食生活習慣

がんのリスクを完全に防ぐ方法はありませんが、毎日の食生活を見直すことで健康維持につながる可能性があります。特に、栄養バランスの良い食事を継続することは重要です。

まず意識したいのが、野菜や果物をしっかり摂ることです。緑黄色野菜にはβ-カロテンやビタミンC、ポリフェノールなどの抗酸化成分が含まれており、細胞の酸化ストレスを抑える働きが期待されています。にんにく、キャベツ、トマト、ブロッコリー、大豆食品なども健康維持を支える食品として注目されています。

また、塩分や加工食品の摂りすぎにも注意が必要です。塩分の多い食事や加工肉の過剰摂取は、健康リスクとの関連が指摘されています。できるだけ素材を活かしたシンプルな食事を心がけることが大切です。

さらに、焦げすぎた食品を避けることもポイントです。肉や魚を強く焦がすと、有害物質が発生する場合があるとされています。焼きすぎには注意し、煮る・蒸すなどの調理法も取り入れるとバランスが良くなります。

食物繊維を十分に摂ることも重要です。野菜、海藻、豆類、きのこ類などに含まれる食物繊維は腸内環境を整え、健康維持をサポートします。

また、食事だけでなく、禁煙、適度な運動、十分な睡眠、過度な飲酒を控えることも重要です。毎日の小さな習慣の積み重ねが、将来の健康づくりにつながります。

ガン誘発 たばこ は絶対禁煙

ガン誘発 たばこ は絶対禁煙です

最強の発がん物質

発がんは「たばこ」と「食事」が二大要因で、それぞれの影響は30%程度とされています。つまり、熱心に食事に注意を払っていても、たばこを吸っていては予防効果も帳消しになってしまうということです。『国際がんジャーナル』によれば、日本人喫煙者の肺がんリスクは、非喫煙者の4倍以上という結果が出ています。

また、日本人男性の肺がんの約70%はたばこが原因であるといわれています。身近な発がんリスクのなかでこれほど高いリスクを示すものはほとんどなく、非常に深刻な数字だと専門家は指摘しています。
肺がんで死亡するリスクは、1日の喫煙本数が多いほど、喫煙期問が長いほど、喫煙開始年齢が低いほど高くなります。

たばこの煙にはなんと、4000種類以上の発がん物質が含まれています。しかも、がん細胞を作る働きをする物質と、がんの増殖を促す物質の両方が含まれる最悪の発がん物質なのです。
それが体内でたばこの煙が通っていく道筋すべてに発がんを促しています。口から吸い込んで排泄するまで、多くの臓器を通過するため、肺以外の臓器にもさまざまな発がん物質をまき散らしています。

2002年、国際がん研究機問では、喫煙によって、口腔・咽頭がん、鼻腔・副鼻腔がん、喉頭がん、食道がん、胃がん、膵臓がん、肝臓がん、腎臓がん・尿管がん、勝胱がん、子宮頸がん、骨髄性白血病の発がんリスクが上がると発表しています。

周囲にも迷惑をかける受動喫煙

健康増進法の施行によって、さまざまな場所で禁煙や分煙が進んできました。しかし、家庭内まではそうもいきません。日本の疫学調査で、非喫煙者である妻の肺がんによる死亡率は、夫の喫煙本数により高まり、1日1箱(20本)以上になると約2倍になるとわかっています。

このような間接的な影響を「受動喫煙」といいます。喫煙者本人が吸い込む煙に比べ、受動喫煙の煙を吸うほうが何倍も毒性が強いともいわれています。同居する家族、とくに乳幼児や未成年の子ども、高齢者は影響を受けやすく、受動喫煙によって発がんのリスクが高くなります。
また、家族や周囲の大人が喫煙していると未成年者の喫煙への誘惑は強くなりがちです。大人が率先して禁煙し、子どもたちに新しく吸わないように教育し、家族の健康を守りましょう。

禁煙すればリスクは下がる

禁煙した場合、禁煙年数が長いほどリスクが下がっていきます。まったく吸わない人と比べて1~9年で3倍、10~19年では1.8倍、20年以上で1.0倍で、ほぼ同じになります。

肺がんのリスクは60歳を超えると高くなることがわかっています。ですから、とくに現在40歳前後の人にはぜひ禁煙をおすすめします。
また、禁煙を開始するのに遅過ぎることはありません。前述のように、禁煙した日から時間の経過とともに肺がんのリスクは下がっていくのです。このほか、生活習慣病をあわせもっている人は心筋梗塞のリスクが急激に下がります。禁煙の手助けとして禁煙外来を設置している病院も増えてきました。今日からでも禁煙にチャレンジしてみましょう。
禁煙のためには、まず成功率が高いという禁煙補助剤を使う方法がいいでしょう。
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がんリスクを減らすために「たばこ」は避けたい習慣

たばこは、がんリスクを高める大きな要因のひとつとされています。たばこの煙には多くの有害物質が含まれており、その中には発がん性が指摘されている物質も存在します。

喫煙は肺がんだけでなく、口腔がん、咽頭がん、食道がん、胃がん、膀胱がんなど、さまざまながんとの関連が報告されています。また、本人だけでなく、周囲の人が煙を吸い込む「受動喫煙」も健康リスクにつながるとされています。

たばこの煙に含まれる有害物質は、細胞を傷つけ、長期間にわたって体へ負担を与える可能性があります。そのため、健康維持を考えるうえで禁煙は非常に重要な生活習慣のひとつです。

禁煙を始めることで、時間の経過とともに体への負担が軽減されることが期待されています。呼吸機能や血流の改善、生活習慣病リスクの低減など、さまざまな健康面へのメリットも報告されています。

また、家族や周囲の人を受動喫煙から守ることにもつながります。特に子どもや高齢者は煙の影響を受けやすいため、家庭内や車内での喫煙にも注意が必要です。

健康維持のためには、禁煙に加えて、栄養バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠などを組み合わせ、生活習慣全体を整えることが大切です。